- 2026年6月1日
糖尿病・生活習慣病と男性の健康|ED・男性更年期・男性不妊との関係を泌尿器科専門医が解説
糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病は、心臓や血管の病気だけでなく、男性の性機能や男性ホルモン、妊活にも関係することがあります。
「最近、勃起力が落ちた」
「朝立ちが減った」
「疲れやすく、やる気が出ない」
「お腹まわりが気になる」
「健診で血糖値やコレステロールを指摘された」
「妊活中だが、生活習慣病が精子に影響しないか心配」
このような方は、生活習慣病と男性の健康の関係を一度確認しておくことが大切です。
この記事では、糖尿病・生活習慣病とED、男性更年期、男性不妊との関係について、泌尿器科専門医の立場から分かりやすく解説します。
生活習慣病は男性の健康に深く関係します
生活習慣病とは、食事、運動不足、肥満、喫煙、飲酒、睡眠不足などが関係して起こる病気の総称です。
代表的なものには、
・糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・肥満
・高尿酸血症
・脂肪肝
・睡眠時無呼吸症候群
などがあります。
これらは、心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などのリスクになるだけでなく、男性の性機能、男性ホルモン、精子の状態にも関係します。
泌尿器科では、尿の症状だけでなく、ED、男性更年期、男性不妊をきっかけに生活習慣病が見つかることもあります。
EDは血管の健康状態を反映することがあります
EDとは、満足な性行為に十分な勃起を得られない、または維持できない状態をいいます。
EDは単なる加齢現象ではありません。
勃起には、血管、神経、ホルモン、心理状態が関係します。
特に重要なのが血管です。
糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、肥満などがあると、血管の内側の働きが低下し、動脈硬化が進みやすくなります。
陰茎の血管は細いため、全身の血管トラブルが早い段階でEDとして現れることがあります。
そのため、EDは「男性機能の問題」であると同時に、「血管の健康サイン」として考えることが大切です。
糖尿病とED
糖尿病はEDと強く関係します。
糖尿病では、血管障害と神経障害が起こりやすくなります。
勃起には血流と神経の働きが必要なため、糖尿病があるとEDが起こりやすくなります。
また、血糖コントロールが悪い状態が長く続くと、ED治療薬が効きにくくなることもあります。
糖尿病のある方でEDがある場合には、ED治療薬だけでなく、血糖、血圧、脂質、体重、喫煙などを含めて総合的に確認することが大切です。
高血圧・脂質異常症とED
高血圧や脂質異常症もEDに関係します。
高血圧では血管に負担がかかり、動脈硬化が進みやすくなります。
脂質異常症では、血管の内側に脂質がたまり、血流が悪くなります。
勃起は血流によって起こるため、血管の状態が悪くなるとEDにつながることがあります。
また、一部の降圧薬などが性機能に影響することもあります。
薬が原因ではないかと不安な場合でも、自己判断で中止せず、医師に相談してください。
肥満と男性ホルモン
肥満は男性ホルモンであるテストステロンと関係します。
内臓脂肪が増えると、男性ホルモンの低下、インスリン抵抗性、慢性炎症などが起こりやすくなります。
テストステロンが低下すると、
・疲れやすい
・やる気が出ない
・性欲が低下する
・朝立ちが減る
・筋肉量が減る
・太りやすくなる
といった症状が出ることがあります。
このような状態は、男性更年期・LOH症候群と関係することがあります。
肥満と男性ホルモン低下は悪循環になることがあります。
男性ホルモンが低下すると筋肉量が落ちやすくなり、さらに太りやすくなります。
一方で、肥満が進むと男性ホルモンが下がりやすくなります。
そのため、体重管理、運動、睡眠、食事改善は、男性更年期やEDの改善にも関係します。
男性更年期・LOH症候群との関係
男性更年期・LOH症候群では、テストステロン低下により、身体面・精神面・性機能面にさまざまな症状が出ることがあります。
代表的な症状は、
・疲労感
・やる気低下
・気分の落ち込み
・性欲低下
・ED
・朝立ちの減少
・筋力低下
・睡眠の質の低下
などです。
ただし、これらの症状は男性ホルモン低下だけで起こるわけではありません。
糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満、睡眠時無呼吸症候群、うつ状態、薬剤の影響などでも似た症状が出ることがあります。
そのため、男性更年期が疑われる場合には、ホルモン採血だけでなく、生活習慣病の評価も大切です。
生活習慣病と男性不妊
生活習慣病は、男性不妊にも関係することがあります。
精子は、全身の健康状態や生活習慣の影響を受けることがあります。
たとえば、
・肥満
・糖尿病
・喫煙
・過度な飲酒
・睡眠不足
・ストレス
・サウナや長風呂などの熱ストレス
・一部の薬剤
・精索静脈瘤
などが、精液所見や精子の質に関係することがあります。
妊活中の男性では、精液検査だけでなく、生活習慣病や体重、血糖、ホルモンバランスを確認することが大切です。
「精子の状態が悪い」と言われた場合、単にサプリを飲むだけでなく、体全体の健康状態を見直すことが重要です。
妊活中の男性は生活習慣病も確認しましょう
妊活中の男性で、
・精液検査で異常を指摘された
・肥満がある
・糖尿病や予備群と言われた
・高血圧や脂質異常症がある
・EDがある
・睡眠不足が続いている
・喫煙している
・男性ホルモン低下が気になる
という場合には、男性不妊の評価とあわせて生活習慣病の確認をおすすめします。
男性不妊は、妊娠のためだけの問題ではありません。
男性自身の健康状態を知るきっかけにもなります。
ED治療薬だけで終わらせないことが大切です
ED治療薬は、EDの治療として有効な選択肢です。
しかし、ED治療薬を処方して終わりではなく、背景にある生活習慣病を確認することが大切です。
特に、
・糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・肥満
・喫煙
・睡眠時無呼吸症候群
・男性ホルモン低下
がある場合には、EDの背景に血管やホルモンの問題が隠れていることがあります。
EDは、生活習慣を見直すきっかけにもなります。
当院で確認できること
当院では、男性の健康に関わる症状について、泌尿器科専門医が診療しています。
必要に応じて、
・EDの相談
・男性更年期、LOH症候群の評価
・男性ホルモン採血
・精液検査
・精巣・陰嚢エコー
・精索静脈瘤の評価
・血糖、HbA1c
・脂質
・肝機能、腎機能
・尿酸
・PSA
・尿検査
などを組み合わせて確認します。
ED、男性更年期、男性不妊、生活習慣病は、それぞれ別々の問題に見えて、実はつながっていることがあります。
流山おおたかの森、野田、柏、松戸、守谷、三郷、八潮周辺で、ED、男性更年期、男性不妊、糖尿病・生活習慣病について相談したい方はご相談ください。
このような方はご相談ください
以下のような方は、一度ご相談ください。
・EDが気になる
・朝立ちが減った
・疲れやすい
・やる気が出ない
・性欲が低下した
・男性ホルモンを調べたい
・糖尿病や予備群と言われた
・高血圧、脂質異常症、肥満がある
・妊活中で生活習慣が気になる
・精液検査で異常を指摘された
・生活習慣病と男性機能の関係を知りたい
まとめ
糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病は、男性の健康に深く関係します。
ED、男性更年期、男性不妊は、単独の問題ではなく、血管、ホルモン、代謝、生活習慣とつながっていることがあります。
EDは血管の健康サインになることがあり、男性更年期では生活習慣病や睡眠障害が背景に隠れていることもあります。
妊活中の男性では、精液検査だけでなく、体全体の健康状態を確認することも大切です。
流山おおたかの森、野田、柏、松戸、守谷、三郷、八潮周辺で、ED、男性更年期、男性不妊、糖尿病・生活習慣病について相談したい方はご相談ください。
メタディスクリプション案
糖尿病・生活習慣病と男性の健康について、ED、男性更年期、男性不妊、男性ホルモン、精液検査との関係を、流山おおたかの森の泌尿器科専門医・生殖医療専門医が解説します。
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解説
安東 聡
リプロケアクリニックおおたかの森 院長
泌尿器科専門医・生殖医療専門医