- 2026年4月21日
前立腺がん手術後の尿もれ|回復の目安と対策を泌尿器科専門医が解説
前立腺がんの手術後、
尿もれに悩まれる方は少なくありません。
「このまま治るのか」
「どれくらいで改善するのか」
と不安に感じる方も多いと思います。
この記事では、手術後の尿もれの経過や対策について、分かりやすく解説します。
■ 手術後の尿もれとは
前立腺がんに対する手術(ロボット支援手術を含む)の後、
一時的に尿もれが起こることがあります。
これは手術により尿をコントロールする機能が影響を受けるためで、
多くの場合、時間の経過とともに改善していきます。
■ 回復の目安
回復のスピードには個人差がありますが、
- 数週間で改善する方
- 数ヶ月かけて徐々に改善する方
などさまざまです。
一般的には、数ヶ月の経過で改善がみられることが多いとされています。
■ 改善のためにできること
■ 骨盤底筋トレーニング
尿もれの改善に最も重要です。
継続することで、徐々にコントロールが改善していくことが期待されます。
■ 生活習慣の見直し
- 水分の取り方
- 排尿のタイミング
を調整することで、症状のコントロールがしやすくなることがあります。
■ 医療的サポート
症状の程度に応じて、薬物療法などを検討することもあります。
■ 注意が必要な場合
- 時間が経っても改善が乏しい
- 日常生活に支障がある
- 不安が強い
👉 このような場合は、一度評価を受けることが大切です。
■ 当院での対応
前立腺がん手術後の尿もれは、
神経温存の程度や尿道の温存状況など、手術手技の影響を受けることがあります。
私はこれまでロボット支援前立腺全摘術(RARP) に携わり、
尿禁制回復に関する臨床経験や研究を積んできました。
当院では手術そのものは行っていませんが、
術後の尿もれや回復過程に関するご相談に対応しています。
現在の状態を評価しながら、
適切な時期に適切な対応を行うことが重要です。
骨盤底筋トレーニングの指導や、
必要に応じた治療のご提案を行い、回復をサポートしています。
■ 受診の目安
- 尿もれが長く続いている
- 回復が遅いと感じる
- 日常生活に影響がある
👉 このような場合はご相談ください。
■ まとめ
前立腺がん手術後の尿もれは多くの方にみられますが、
適切な対応により改善が期待できる場合もあります。
一人で悩まず、専門的な視点で評価することが大切です。
👉 術後の経過に不安がある方も、お気軽にご相談ください。